この世は、あらゆる二極性のものが結合や交流を繰り返し、進化や生々流転のためのエネルギーを常に生み出しております。 私達人間も男女という組み合わせで成り立っております。 男女の性的な喜びは、生きるための大きな原動力です。 まさしく自然の摂理そのもの。 喜びを素直に享受してこそ、生き甲斐をもつことができます。 それ以外のことは知恵で克服すればよいのでしょう。 人間いつまでも若々しく、艶っぽく、積極的でありたいものです。 本作品はヤブユムとよばれる男女合体像(歓喜仏)です。 とても官能的なほとけさまの姿です。 この合体像は、抱き合う男女それぞれにほとけの方便と般若の智慧とを示しており、あらゆる二元的要素が本質的には一つであることを表現しています。 悟りの法悦の境地を性的な合一の快楽をもって、 比喩的に表現しているともいわれます。 エロティックなほとけさまの表情がなんともいえません。 眺めているだけで幸せな気持ちになります。 仏像本体は銅製ですが、全体は渋い金色となっております。 活力に満ちたい方、夫婦、恋人と幸せになりたいと願う方にとくにおすすめです。 ほとけさまを通じて偉大なる宇宙の生命力を感じて下さい。 金剛薩埵(こんごうさった)は金剛手菩薩ともいい、 普賢菩薩と同体とされます。 大日如来の教えを伝授された菩薩であり、衆生の菩提心(悟りを希求する心)を呼び起こし、導くほとけです。 金剛薩埵の金剛とはすなわち、ダイヤモンドのように堅固な菩提心を意味します。 密教において、たいへん重要な尊格で本初仏(宇宙の根源的ほとけ)として尊崇されております。 右手に金剛杵、左手には金剛鈴をもっております。 サイズ:奥行き9cm 幅10.5cm 高さ16.5cm
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本初仏