軸寸法 画寸法 縦 118cm 縦 37cm 横 46cm 横 27cm 冷たく、独りで行くことも道なのかも知れませんが、二人で連れ添っ て行くこともまた立派な道なのでしょう。 仏教の中でも、密教やチベット仏教では、この「男」と「女」がぴっ たりと組み合わさったときに生まれる力に大きな意義をおいていま す。 「独り」ではなく「ふたり」。 そして、それは、「すべて」である状態。 そんな至福の境地をえがいたものが、曼荼羅です。 仏達が集合し、円形になっているものを曼荼羅とよびます。 それは、この世界の有様を示すと同時に、観る者を聖なる世界へと 導くしるべでもあります。 中央の仏から外へ向かって力が放たれ、同時に外側すべてのものが 中央へ流れ込んでいます。 すべてのものが支えあい、完全な様(円)を保っています。 本作は、チベット系の一流の仏師が描いた一点ものの曼荼羅です。 美術工芸品としても高い評価を得ており、その精密な描き様は、ま さに聖なる世界を観ていると納得させるだけの説得力をもっていま す。 最高の仏画であると同時に、高い精神性をもった抽象画であるとも いえます。 床の間に、仏画としてかけてこころの平安を得るも良し、また、現 代アートを超えるものとして、洋風の家具とあわせ、究極の癒しの 絵画として壁にかけるも良し。 貴方の味わったことのない、すばらしい空間を作ってみませんか? 何気ない日常が実は全く違うものであることに気づくことができる かも知れません。
コメント:
やすらぎと癒しと力を、本物の仏画から